◆[声明]おおい町長の大飯原発再稼働容認を糾弾し、抗議する

【2017年9月29日,京都キンカンで配付。】

声 明

おおい町長の大飯原発再稼働容認を糾弾し、抗議する

◆原発が極めて危険な装置であり、原発重大事故が悲惨極まりない被害をもたらすことは、チェルノブイリ原発事故、福島原発事故が教えるところです。したがって、最近のほとんどの世論調査でも、脱原発の声は原発推進の声の2倍以上です。今、脱原発は圧倒的な民意です。若狭にも、高浜町音海地区の例のように、脱原発・反原発の声は多数あります。

◆一方、東芝破綻の例を挙げるまでもなく、原発は、事故対策費や使用済み核燃料の処理・処分費を考えれば、経済的にも成り立たないことは明らかです。そのため、国際的にも、イタリア、ドイツに続いて、リトアニア、ベトナム、台湾が脱原発を決意し、スイスが原発新設禁止を国民投票で決定しました。アメリカも原発縮小に向かっています。

◆それでも、おおい町議会「原子力発電対策特別委員会」は、原子力規制委員長までもが「安全を保証するものではない」と言う“新規制基準”を、関電と政府の言い分通りに“世界一厳しい安全基準”と見做し、これに適合した大飯原発3,4号機は安全として、去る9月8日、再稼動に同意しました。この特別委員会では、全ての委員が「再稼働ありき」で用意してきた意見を述べ(ほとんどが読み上げ)、討論は全くなく、その関電や政府への翼賛ぶりには唖然とさせられました。経済的利益のみを考え、町民の安全安心など頭の片隅にもない町議のみで構成される議会を持つ町民は、不幸としか言いようがありません。

◆他方、中塚 實 おおい町長は、再稼働ありきの立場に立ち、9月19日に大飯原発視察、21日に世耕経産大臣と面会という、手続き的行動を行い、本日9月25日に「再稼働について理解するとの判断に至った」と再稼動容認の態度を表明しました。クレーン倒壊事故に代表されるトラブル続きの関電に原発の安全を託せるとは考えられず、使用済み核燃料や放射性廃棄物の貯蔵地、保管法を政府や関電が確約、明言したわけでもありません。

◆ところで、若狭の原発で福島級の重大事故が起これば、若狭や京都、滋賀の北都はもとより、京都府、滋賀県の全域、関西のかなりの部分が放射性物質にまみれる可能性があります。この地域の500万人を超える住民が避難対象になりかねません。避難は不可能です。おおい町長や町議会は、おおい町民の安全安心に関する責任を負っていることは、当然ですが、こと原発事故に関しては、極めて広域かつ多数の周辺地域住民についてもその安心、安全を考える義務があります。大飯原発が重大事故を起こして、周辺自治体住民に被害が出たとき、おおい町は、どう責任をとるかを具体的に明らかにすべきです。

◆一方、福島原発事故以降の経験は、原発が無くても電気は足りることを教えています。さらに、経産大臣の認可機関である「電力広域的運営推進機関」までもが、原発は無くても、現在も10年後も、電気は十分 足りること、すなわち15%以上の余裕があることを認めています。不要な原発を稼働させて、事故のリスクに怯える必要はないのです。あなた方が原発再稼働を容認するのは、人の尊厳、生存の権利を犠牲にしても、経済的利益を優先させようと考えているからです。金儲けのために原発を動かすことは、倫理に反します。私たちは、事故の不安なく、安心して生活できる社会を求めます。

◆原発は、事故の確率の高い、人類の手に負えない装直です。二度と福島のような事故を起こさないために、全ての原発の早期廃戸を、立地自治体が率先して求めるべきです。

◆私たちは、原発の危険性を再三にわたって指摘してきました。おおい町長や町議会が、この指摘を無視して、原発運転を容認して事故が起ったら、それはおおい町長や町議会議員の故意による犯罪です。許されるものではありません。

以上のような理由により、大飯原発3,4号機再稼働容認を糾弾し、同容認を表明した中塚 實 おおい町長に抗議します。

2017年9月25日


人類の手に負えず、人類に不要な原発を動かして
大きな犠牲を払うこと、事故の不安に慄(おのの)くことは無い!
1、3月ともいわれる大飯原発3、4号機の再稼働を断固阻止し
原発全廃を勝ち取ろう!


10.l5大飯原発うごかすな!関電包囲全国集会

ご賛同、ご結集をお願いします。

日時;2017年10 月15 日(日) 13時~14時45分
場所;関西電力本店前(大阪市北区中之島3丁目)
<集会後、御堂筋デモ>関電包囲集会が終わり次第、徒歩で靭(うつぼ)公園(大阪市西区靭本町)に移動。デモ出発:15時30分、デモ出発地:靭(うつぼ)公園(デモは難波まで)。


2017年9月29日

若狭の原発を考える会(連絡先・木原壯林 090-1965-7102)

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◆9/8 おおい町議会報告 ◆9/21 MOX燃料搬入に抗議

【2017年9月22日,京都キンカンで配付。】

報 告

9月に入って以下2つの現地行動が行われましたので、その様子を報告します。

① おおい町議会「原子力発電対策特別委員会」(9月8日)にあたっての要請・抗議行動と同会の傍聴

② MOX燃料の高浜原発への搬入に当たっての抗議行動と関電への申入れ(9月21日)


9月8日おおい町議会「原子力発電対策特別委員会」

◆9月8日13時30分より、標記の特別委員会が、大飯原発再稼働への賛否を審議するために開催された。町長はこの審議結果を再稼働容認の拠り所にしてようとしている。

◆同日正午に、関西各府県および福井県内からおおい町役場前に結集した42人は、役場前で「再稼働を許すな!」の要請行動を行い、特別委員会が再稼働容認を決定した後には、この暴挙に断固として抗議した。

◆また、参加者の一部は、特別委員会の傍聴も行った。以下の「傍聴記」で述べられているように、委員会では全ての委員が「再稼働ありき」で用意してきた意見を述べ(ほとんどが読み上げ)、討論は全くなく、その翼賛会議ぶりには唖然とさせられた。町民の安全安心など頭の片隅にもない町議のみで構成される議会を持つ町民は、不幸としか言いようがない。

おおい町議会原子力発電対策特別委員会 傍聴記

大津市 澤田たか子

2017.9.8  13:30~  於:全員協議会室
◆協議事項:大飯発電所3,4号機再稼働に関する意見集約について
◆傍聴番号10番の私は、後で地元の方が来られ、立傍聴を認められた。できるだけ、発言しておられる委員の表情を知りたいと思って臨んだため、正確にメモを取れたわけではないので、ご容赦願いたい。

1.各委員、個人の考えを表明 (順不同)

◆委員①…5.24、大飯原発3、4号機が新規制基準を満たし、科学的見地を示された。8.31、視察をし、所長の安全対策に関する強い決意を聞いた。
(この後、「何故この時期に急いで会議を開くのか? 福島の現実を見よ!」と傍聴席から発言があり、一時中断。―――再開)

◆委員②…日々、住民の意見を聞いてまわった。大多数は地元経済の活性化を望んでいる。賛成。

委員③…規制委員会が厳格に審査された。基準値振動、津波対策など、そのつど理解できた。8.31現地で確認できた。関電常務の安全に対する決意を評価できる。町民の再稼働要望は多い。国や関係機関へ7項目要望する決議もした。同意。

委員④…福島原発事故を教訓に、世界で最も厳しい基準がつくられた。8.31関電は、社員に絶対事故をおこさないよう徹底されていた。7.20の町民説明会でも住民は概ね賛成だった。同意。

委員⑤…原発ができて40年たち、町民として誇らしく思う。40年間地元の経済や雇用を支えてきた。住民の思いはあるが、国でもいわれるように、原発を今すぐなくすことは難しい。原発が動かない事への不安があったが、動かしたらよいという人が多い。安全対策に関して、一般住民へ、議員にするのと同じように、継続的に説明すること。廃棄物問題は、国へ強く求めることが大事。同意。

委員⑥…町民への説明会も行われ、規制庁のビデオを見て住民も十分理解した。国民全体への理解を深めること、防災強化に取組むことを前提として、同意する。

委員⑦…町民の声としては、避難道路の整備、避難計画の改定を重ねてもらいたい。不安をもちながら、常に安全を求め、再稼働すべき。

委員⑧…十分な説明をうけ、現地でも確認できた。素人ながら、住民と話し、再稼働すべき。今後、使用済み廃棄物、最終処分については、国の責任でされる。万一事故が起きた場合、避難についても分かりやすい説明をすべきである。同意。

委員⑨…安全性の確認に関して、以前のレベルより数段高い規制基準になった。40年間国策に則り、基幹産業として経済界を支えており、誇りをもって原発で働いている。安定した電力を供給してきた。広域避難訓練を充実すべき。国が前面に立ち、責任をもってもらえる。国から求められる限り再稼働すべき。

委員⑩…安全対策は大丈夫か、避難経路は大丈夫か、使用済み燃料問題の課題はある。絶対事故を起さない姿勢は示された。自分は素人。新規制基準を信じるしかできない。基幹産業の原発が廃業ともなれば、経済が委縮し、人口も減少する。原発と共存共栄。賛成。

委員⑪…(お一人発言されたが、先の発言者にあきれて、メモ取れず。失礼しました。)

委員⑫…福島原発事故を教訓にした、世界一厳しい規制基準が定められ、合致できた。町の活性化と安心安全のため、再稼働に向けた6団体から要望もだされている。同意。

〈委員長の集約〉

再稼働に関しては、厳しい規制基準があり、4年間慎重に審議してきたこと、委員全員同意の発言をふまえ、委員会として同意に賛成する。(「異議あり」の傍聴席からの不規則発言あり。)

〈私・傍聴者の感想〉

◆この特別委員会を設置する必要性は、「まず住民の安全確保を第一に、原子力発電にかかわる諸問題の調査等を行い、かつ地域の振興や福祉等も考慮しながら取組んでいくこと」とされている。本会議でも原発関係の一般質問が毎議会行われているが、国の動向を確認し、原子力発電所を見、町が関係機関に要請をすれば、議員はそれで了とできるのだろうか。町民は、議会だよりでみて満足できているのだろうか?

◆真に住民の安全を確保するためには、おおい町議会議員のみなさんに福島第1原発事故から今日までの住民生活・自治体の維持・地勢や産業などの現実や、責任体制を直視していただきたいし、関西電力圏内にいる私たちも、立地自治体の住民のみなさんとともに、よく考え、将来にわたって安心できるエネルギー政策への転換を急ぐべきだと強く再認識した。

〈蛇 足〉

◆おおい町議会基本条例では、第1条で議会への民意の反映と議会の情報公開を充実させ、議決機関としての責任を果たすことを目的とし、第2条3項では、町民の多様な意見を的確に把握し(以下省略)とあるが、この会議では、どの委員も、多様な意見でなく、多数の意見を反映されたため、委員間論議もなく、結果的に再稼働同意になった。

◆「異議あり!」は不規則発言であっても、価値があったと思う。
特別委員会でも会議録に準ずるものを公表すべきである。


9月21日MOX燃料搬入に抗議

◆9月21日早朝6時半過ぎ、ウラン燃料より原発重大事故の確率を格段に増大させ、使用済み燃料になった時、発熱量、放射線量が減衰し難いMOX燃料が、武装した運搬船で、戦艦に守られて、フランスから、高浜原発に搬入された。

◆この早朝、高浜原発のある内浦湾の入り口の駐車場には、関西、福井から30数名が結集し、断固糾弾の声を上げた。さらに、原発先の展望台に移動し、展望台から原発北ゲートまでデモ行進した後、2時間にわたるゲート前抗議闘争を貫徹した。抗議集会の中では、参加者ほぼ全員が、「原発全廃」の思いを高浜原発に向かって、声高らかに訴えた。また、関電には「プルサーマル発電の即時停止と原発全廃を求める申し入れ」を行った。


申入書

関西電力株式会社
取締役会長 八木 誠 殿
取締役社長 岩根 茂樹 殿
高浜発電所長 宮田 賢司 殿

プルサーマル発電の即時停止と原発全廃を求める申し入れ

原発が極めて危険な装置であり、原発重大事故が悲惨極まりない被害をもたらすことは、チェルノブイリ原発事故、福島原発事故が教えるところです。したがって、最近のほとんどの世論調査でも、脱原発の声は原発推進の声の2倍以上です。今、脱原発は圧倒的な民意です。

一方、東芝破綻の例を挙げるまでもなく、原発は、事故対策費や使用済み核燃料の処理・処分費を考えれば、経済的にも成り立たないことは明らかです。そのため、国際的にも、イタリア、ドイツに続いて、リトアニア、ベトナム、台湾が脱原発を決意し、スイスが原発新設禁止を国民投票で決定しました。アメリカも原発縮小に向かっています。

それでも、あなた方・関西電力は、原子力規制委員長までもが「安全を保証するものではない」と言う“新規制基準”を“安全基準”と主張し、これに適合したから高浜原発は安全として、去る5月、6月に4号機、3号機を再稼動させました。

高浜原発3,4号機は、危険性が特に高い、一部MOX 燃料原子炉です。MOX燃料では、燃料被覆管が破損しやすく、MOX燃料は溶融しやすく、不均質化しやすく、超プルトニウム元素を生成しやすく、そのため、原子炉の制御が困難になり、とくに、一部の燃料をMOX に置き換えれば、事故の確率が増えることは、多くが指摘するところです。また、使用済みMOX 燃料の放射線量、発熱量は減少し難く、長期の水冷保管を要し、保管時の危険度が大きくなることも良く知られているところです。それにも拘らず、関西電力は、今回も含めて、次々にMOX燃料を搬入し、さらにMOX燃料の割合を増やそうとしています。高浜原発の危険性はますます増加しています。なお、原子力規制委員会の新規制基準適合審査における重大事故対策の有効性評価の解析対象は、ウラン炉心のみであり、MOX炉心については何ら評価されていません。杜撰極まりない審査といわれるのも当然です。

ところで、若狭の原発で福島級の重大事故が起これば、若狭や京都、滋賀の北部はもとより、京都府、滋賀県の全域、関西のかなりの部分が放射性物質に塗れる可能性があります。この地域の500万人を超える住民が避難対象になりかねません。避難は不可能です。

一方、福島原発事故以降の経験は、原発が無くても電気は足りることを教えています。さらに、経産大臣の認可機関である「電力広域的運営推進機関」までもが、原発は無くても、現在も10年後も、電気は十分足りること、すなわち15%以上の余裕があることを認めています。不要な原発を稼働させて、事故のリスクに怯える必要はないのです。あなた方が原発を動かすのは、人の尊厳、生存の権利を犠牲にしても、経済的利益を優先させよう考えているからです。金儲けのために原発を動かすことは、倫理に反します。私たちは、事故の不安なく、安心して生活できる社会を求めます。

原発は、事故の確率の高い、人類の手に負えない装置です。関西電力が進めるプルサーマル発電は、重大事故の確率が特に高い発電法です。二度と福島のような事故を起こさないために、プルサーマル発電の即時停止と全ての原発の早期廃炉を求めます。

私たちは、原発の危険性を再三にわたって指摘してきました。あなた方が、この指摘を無視して、原発を運転して事故が起ったら、それはあなた方の故意による犯罪です。許されるものではありません。

あなた方が、あくまで再稼働を進めるならば、私たちは、あらゆる手段で、粘り強く全原発の廃炉まで闘うことを宣言します。

2017年9月21日
原子力発電に反対する福井県民会議
若狭の原発を考える会
MOX燃料搬入を許さない!緊急現地集会参加者一同


2017年9月22日

若狭の原発を考える会(連絡先・木原壯林 090-1965-7102)

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◆国連人権委員会でのアピールにご協力ください

皆さまへ。

以下,京都地裁の原発賠償京都訴訟・原告団共同代表 福島敦子さんからのアピールです。福島さんは,大飯原発差止訴訟(京都脱原発原告団)の世話人もしていて,奮闘されています。

国連人権委員会でのアピールのためのカンパの要請ですが,最下段リンクからWebを開くと,VISAなどのクレジットカードで送金できます。吉田も少額ですが,カンパしました。皆さまのご協力をお願いします。

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皆さまへ

秋晴れの一日、小さなどんぐりが木から落ちてきています。季節の変わり目です、いかがお過ごしでしょうか。原告の福島敦子です。

いよいよ、29日金曜日は、結審期日となります。みなさまの並々ならぬ継続的なご支援と、原告のみなさん一人一人の努力がこの早期結審を迎えるまでに至ったと言えます。感謝の念でいっぱいです。
9月29日(金) 9時50分から10時5分まで京都地裁 抽選番号リストバンド配布!10時半開廷です。

◆さて、お知らせです。
京都訴訟原告でもある園田さんが、来月10月の国連人権委員会の事前セッションであるUPRのためのNGO団体の会議で、7分間のスピーチをします。

みなさまとはなじみの(冬の期日傍聴・期日報告会に応援に来てくださっています)グリーンピースジャパンとのご縁で、国連で、避難者の声を世界へ届け、日本国へ働きかける大きなチャンスをつかんだのがこのスピーチです。今年の夏には、沖縄の問題で山城さんがジュネーブで発言、被爆2世・3世の会さんが渡米し、ニューヨークの国連での核兵器禁止条約の交渉の場に参加するなど日本での深刻な人権問題を世界で訴える機運が高まっているこの時期での我々避難者のスピーチは、私だけでなく多くの人々の積年の願いでもありました。

園田さんは、10月になってから10日ほど、この国連のスピーチのための活動に専念します。
現在、このスタッフ派遣と園田さんの交通費、資料代などの諸経費のカンパがネットを通じて行われています。

現在、目標の150万円に達してはいますが(たった4日間で!感謝!)、園田さんの滞在の間の日当が含まれていません。園田さんは、ジュネーブへ行く間、仕事をキャンセルせざるを得ません。グリーンピースジャパンへは、日当の支払いに関してもお願いし、さらなるカンパ金が集まれば、柔軟に対応するとの答えをもらっています。

京都訴訟団では、このグリーンピースジャパンへのカンパのお願いを、バックアップ(拡散やカンパ)することで、園田さんが少しでも安心して、訴えを全うしてきてくれることを願っています。
みなさまもどうか引き続きのカンパおよび、情報の拡散にご協力ください。
グリーンピースジャパンからのビデオレターを添付いたします。知った顔が見られるかもしれません。

◆グリーンピースからお知らせ
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/press/2017/pr20170915/

◆カンパの要請
http://greenpeace.v2.japan-payment.com/cloud/donate_input.php

福島敦子

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大飯原発差止訴訟[京都地裁]京都脱原発原告団
・吉田 明生(原告団事務局長)

◆京都脱原発原告団 Web(→ http://nonukes-kyoto.net/)
・第六次原告募集中(→ http://nonukes-kyoto.net/?p=1208)
◆大飯原発差止京都訴訟 原告団長 竹本修三 報告集
(→ http://www.eonet.ne.jp/~takemoto-home/)
◆京都原発裁判支援ネット(→ https://houteisien.wordpress.com/)
・裁判のスケジュール(→ https://houteisien.wordpress.com/schedule/)
・京都の原発関係の運動(→ https://houteisien.wordpress.com/kyoto/)
・「若狭の原発を考える会」より(→ https://houteisien.wordpress.com/wakasa/)
◆原発の電気はいらない署名@関西(→ https://syomeiweb.wordpress.com/)
・「使い捨て時代を考える会」より(→ https://syomeiweb.wordpress.com/tukaisute/)
・オンライン署名(→ https://goo.gl/eSMkLp)
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◆[原発賠償京都訴訟]いよいよ9/29に結審!

みなさま
支援する会事務局の上野と申します。

提訴から4年。長かった京都訴訟もいよいよ9月29日に結審を迎えることとなりました。当日の流れ(スケジュール)についてお知らせします。

◆集合 9:50
9:50~10:05 抽選番号リストバンド配布
10:10      当選番号発表
10:30      開廷

◆この日は、開廷前に公正判決要請署名の第4次提出を行ないます。これまでの第1次~第3次の累計は11,919筆。昨日までに届いている署名が4,992筆、累計で16,911筆という状況です。署名用紙の下段には「第4次集約は9月15日」と少し早めに書いていますが、今日以降も届くと思いますので、できる限りぎりぎりまで待って集計したいと考えていますので、お手持ちの署名がありましたら、至急お送りください。

◆法廷
法廷では、原告側の最終弁論が行なわれます。弁護団が20分(総論、因果関係、加害責任、損害について)、原告団が10分(共同代表2人が意見陳述)、被告側の弁論はなしの予定です。

◆模擬法廷
この日は結審ということで全国からも注目されており、各地の原告や弁護団が傍聴に参加されることも予想され、最後だからということでいつもより多い傍聴者が見込まれます。そのため、久しぶりに弁護士会館の大ホール(地階)で模擬法廷を予定しています。抽選に外れた方は模擬法廷にお越しください。

◆記者会見と報告集会
法廷は11時過ぎには終わる予定です。そのまま弁護士会館の大ホールに移動して、先に記者会見を行ないます。壇上に原告団・弁護団が上り、最前列に記者席を設けます。記者会見の間、支援者の方は記者席の周囲・後方にお座りください。記者会見が終わり次第、そのまま報告集会に切り替えます。12時30分をめどに終わる予定です。

*前回(8月18日)に参加できなかった方、あるいは傍聴カードを忘れた方でスタンプが4個以上ある方にはホール入口付近の「景品渡し」コーナーでカラフルなミニ手帳をお渡しします。スタンプが9個以上ある方にはミニ手帳に加えてボールペンを差し上げます。

*前回(8月18日)、原告の手記集『私たちの決断 あの日を境に…』の予約をされた方は、ホール入口付近の販売コーナーで「引換券」と引き換えに本をお渡しします。また、当日販売(著者割引価格1,000円)も行ないますので、予約しておられない方もぜひお買い求めください。

◆レセプション

報告集会が終わったあと、キャンパスプラザ京都に移動してレセプションを行ないます。実行委員会で、レセプションの正式名称が「提訴から4年! みんなの思いを集めて勝利をめざそう ラストスパート集会」に決まりました。

受付開始が13時30分から。開会は14時。閉会は16時30分の予定で、一応閉会したあとみんなで記念撮影。17時には退去というタイムスケジュールになっています。

オードブル、サラダ、サンドウィッチなどの料理とビール、日本酒、お茶などの飲み物も用意するため有料となります。
・原告、避難者は1,000円、・支援者は2,000円、・弁護士は3,000円です。(弁護団の先生方、申し訳ありません。)

レセプションでは、4年間の京都訴訟の歩みを映像とナレーション、そしてそれぞれの場面に関わった人が短くその時の思いなどを語るリレートークで振り返るという企画を原告中心に準備しています。お楽しみに。

できれば、参加者全員に参加していただきたいのですが、定員がある(最大で90名)のと料理をどれくらい注文すればいいのかという関係もあるため、レセプションに参加される方は事前に支援する会のメールアドレス(shien_kyoto@yahoo.co.jp)にご一報くださるとありがたいです。

◆では、結審はこれまでにない傍聴者で溢れることを期待して、京都地裁でお会いしましょう。

◆高浜原発へのMOX燃料搬入を許さない!

【2017年9月15日,京都キンカンで配付。】

9月20~22日頃、高浜原発に
MOX燃料が搬入されようとしている!
断固とした抗議に起とう!

MOX燃料の製造と輸送

◆関電は、2008年に原子燃料工業(原燃工)を通して、原燃工が委託契約しているアレバNC社(フランス)に2回、計48体のウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料の製造を発注していたが、アレバNC社は、16体の製造を今年3月に終えた。この16体は、高浜原発4号機に使用されるもので、7月6日にフランス・シェルブール港から積み出され、9月19日に高浜原発に搬入されようとしている。今回の高浜原発向けMOX燃料には、736キログラムのプルトニウムが含まれる。燃料輸送にあたっているのは、2隻の軽微な武装を施した輸送船、パシフィック・ヘロンとパシフィッグ・イグレットである。

◆なお、関電は、今年7月31日にも、高浜原発3、4号機用のMOX燃料32体の製造契約を原燃工と結んでいる(原燃工は。アレバNC社に製造を発注)。MOX燃料の製造契約は、東電福島第1原発事故後、全国で初めてである。発電所での受け入れまでに2~3年かかる見通しという。関電は国内外に8.7トンのプルトニウムを保有しており、今回発注の32体で約960キログラムを利用する。

MOX燃料とは?

◆ほとんどの原発[普通の水(軽水)で冷却されるから軽水炉といい、沸騰水型(BWR)と加圧水型(PWR)がある]では、燃料としてウラン酸化物(二酸化ウラン)を用いている。この燃料のウランは、天然にあるウラン(天然ウラン:ウラン235約0.7%、ウラン238約99.3%を含む)とは異なり、核分裂し易いウラン235を2~5%(通常約4%)になるように濃縮したものである。ウラン235が核分裂したとき放出される中性子をウラン燃料の主成分=ウラン238が吸収するとウラン239になるが、ウラン239は、2度のβ-崩壊(電子の放出)を経てプルトニウム239に変化する。そのプルトニウム239も核分裂する。その結果、発電量全体に占めるプルトニウムによる発電量は平均約30%となる(プルサーマル発電を行わない場合でも、運転中の軽水炉の中にはプルトニウムが存在している)。

◆一方、MOX 燃料は、ウラン238とプルトニウム(239が主体)の混合酸化物 (Mixed Oxide;MOX) であり、プルトニウムの富化度(含有量)は4~9%である。MOX燃料は、原子炉で使い終えた核燃料を溶解して、燃え残ったウランや新たにできたプルトニウムなどを分離抽出して(再処理して)つくる。すなわち、MOX燃料の製造には、危険極まりない再処理が不可欠である。

◆MOX燃料の値段は公表されていないが、通常のウラン燃料の約9倍の燃料棒1本あたり9億円程度とも言われている。燃料集合体1体は、例えば264本の燃料棒で構成される。

◆なお、高速増殖炉でもMOX燃料が使用されるが、プルトニウムの富化度は20%前後である。

プルサーマル発電とは?

◆プルサーマル発電とは、プルトニウムを一般的な原子炉(軽水炉)で燃やす発電方法のことであり、MOXを燃料としている。プルサーマルという用語は、プルトニウムの「プル」とサーマル・ニュートロン・リアクター(熱中性子炉)の「サーマル」を合わせた和製英語である。サーマル(熱運動する)・ニュートロン(中性子)すなわち熱中性子とは、高速で原子核から飛びだした中性子が、冷却材である水(軽水)の水素に衝突し、水素を跳ね飛ばしながら熱運動の速さまで減速した中性子のことである。この速度に減速された中性子は、ウラン235やプルトニウム239に吸収されて、これらを核分裂させる。なお、熱運動とは、水中でインクが拡散したり、空気中で匂い物質が拡散するような速度の運動である(温度が高いほど速い)。

◆プルサーマル発電において、原子炉内の燃料の1/3程度をMOX燃料、残りをウラン燃料とした場合、発電量全体に占めるプルトニウムによる発電量は平均50%強となる。

高浜原発のMOX燃料

◆高浜3、4号機に装荷されたMOX燃料は、各々24体(全157体中)、4体(全157体中)である。関電は今回搬入されるMOX燃料16体を2018年の高浜4号機の定期点検での燃料交換で装荷すると考えられる。

MOX燃料の危険性は、ウラン燃料より格段に高い

◆既存原発のプルサーマル化では、元々ウラン燃料を前提とした軽水炉のウラン燃料の一部をMOX燃料で置き換えて運転するので、技術的な課題が多い(全MOX炉も制御困難)。なお、原子力規制委員会の新規制基準適合審査における重大事故対策の有効性評価の解析対象は、ウラン炉心のみであり、MOX炉心については何ら評価されていない。過酷事故を起こしたときには、猛毒のプルトニウムや超プルトニウム元素が飛散して、深刻な内部被ばくを起こす危険性も格段に高い。

重大事故の確率が高い

◆・燃料被覆管が破損しやすい。例えば、プルトニウムの核分裂では、酸素と結合し難い白金族元素が生成し易いので、プルトニウム酸化物中でプルトニウムと結合していた酸素が遊離するが、遊離した酸素が被覆管を腐食する。また、プルトニウムはヘリウムの原子核であるα粒子を放出(α崩壊)し易く、放出されたα粒子はヘリウムガスになるので、燃料棒内の圧力が高くなり、被覆管を破損させる可能性がある。

◆・MOX燃料の融点は、ウラン燃料の融点より高いが、MOX燃料の熱伝導率は低く、電気抵抗率が高いので、燃料温度が高くなり、溶けやすくなる。

◆・当初はMOX燃料中のウラン、プルトニウムを均質に混合していても、核分裂によって高温になった燃料中では、不均質化(プルトニウムスポットの生成)が起こりやすい。そのため、燃料の健全性が失われる。

◆・ウラン燃料と比べて、MOX燃料では燃焼中に核燃料の高次化(ウランより重い元素が生成する)が進み易い。とくに、中性子吸収断面積の大きい(中性子を吸収しやすい)アメリシウム等が生成され易くなる。そのため、高次化が進んだ燃料を含む原子炉では、運転や停止を行う制御棒やホウ酸の効きが低下する。さらに高次化が進むと、核分裂反応が阻害され、臨界に達しなくなり、核燃料として使用できなくなる。事故が発生した場合には、従来の軽水炉よりプルトニウム、アメリシウム、キュリウムなどの超ウラン元素の放出量が多い。これらは、吸入したとき、深刻な内部被曝を与えるα粒子を放出する。

◆・MOX燃料は、中性子束(中性子の密度)が大きいため、高出力である。したがって、MOX燃料装荷によって 運転の過渡時(出力の増減時)に炉の制御性が悪くなる。(1/3程度しかMOXを装荷できない。)

◆・一部の燃料棒のみをMOX燃料と入れ替えると、発熱量にムラが生じる。温度の不均衡が進行すると、高温部の燃料棒が破損しやすくなる。

使用済みMOX燃料の発熱量は、ウラン燃料に比べて下がり難い

◆核分裂によってMOX燃料から生じる元素(死の灰)の種類は、ウラン燃料から生じるものとは異なり、使用済み核燃料になったとき、放射線量や発熱量の減衰速度も異なる。使用済みMOX燃料の発熱量は下がり難いため、長期にわたって(使用済みウラン燃料の4倍以上)プール内で水冷保管しなければ、空冷保管が可能な状態にはならない。取り出し後50年~300年の使用済みMOX燃料の発熱量は、使用済みウラン燃料の発熱量の3~5倍である。また、使用済みMOX燃料の発熱量を、50年後の使用済みウラン燃料の発熱量レベルに下げるには300年以上を要する。MOX燃料は、その意味でも、極めて厄介な核燃料である。

◆なお、若狭の原発の使用済み燃料プールは近い内に満杯になるが、長期の水冷保管を要するMOX使用済み燃料が増えれば、燃料プール不足はさらに深刻になる。そこで危惧されるのは、空冷できるまでに発熱量の下がった使用済み燃料を空冷キャスクに移して、燃料プールに空きを作ろうとする策動である。空冷キャスクに入れられた使用済み燃料を受け入れる場所は無いので、結局、若狭の原発敷地内に居座ることになる。

◆ここで、使用済み燃料保管プールが、脆弱であり、冷却水を喪失しやすいことは、福島原発4号機のプールが倒壊寸前であった事実からも明らかである。この燃料プールで長期保管をしなければならない使用済みMOX燃料の増加は、重大事故の確率をさらに増加させる。

MOX燃料製造で発生した高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の行き場はない

◆フランスでのMOX燃料の製造過程では、高放射線量の核のごみが発生する。この核のごみは、国内に返還されることになっているが、その最終処分地は決まっていない。政府は、処分場になり得る地域を示した「科学的特性マップ」を、選んだ科学的な根拠も示さずに、7月28日に公表したが、核のごみの保管を歓迎する場所はない。

なぜプルサーマル発電を進めようとするのか

◆日本は、核兵器の材料となるプルトニウムを利用目的なく持たないことを国際公約しているが、高速増殖炉「もんじゅ」の廃炉が決定した現在、プルトニウムの利用手段を高速炉とすることはできない。そこで、政府や電力会社は、プルトニウムをプルサーマル発電で消費するとしている。一方で、政府は、プルトニウム保有量をさらに増加させる再処理工場の稼働を策動している(実際にはこの危険極まりない再処理工場の稼働は、至難である)。このことから、政府は、全国の原発のプルサーマル化を狙っているとしか考えられない。原発の危険性は、どんどん増加していく。

以上のように、ウラン燃料でも危険な原発の燃料をMOX燃料に代えて発電(プルサーマル発電)すれば、さらに危険度が増し、さらに厄介な使用済み燃料を残す。許してはならない。

そこで、このMOX燃料搬入に抗議するために、次の行動を計画しています。万障お繰り合わせの上、ご参加下さるようお願いいたします。


MOX燃料搬入を許さない!緊急現地集会とデモ

■日時;9月20日(水)~22日(木)[未確定](当初,19日の予定でしたが、変更しています。)
■集合場所;高浜町音海地区の駐車場(高浜原発ゲート前を通過して約3 km、道路が突堤に到って行き止まる場所にある駐車場
■行動予定;6時から抗議行動を開始し、通過するMOX燃料運搬船を徹底糾弾。後、原発ゲート先の展望所に車で移動し、展望所から原発北ゲートに向かってデモ行進。北ゲート前の広場で、抗議行動と申入
れ。後、解散。
■呼びかけ団体; 原子力発電に反対する福井県民会議、若狭の原発を考える会
■連絡、お問い合わせ先;木原壯林(090-1965-7102)、宮下正一(090-1395-2628)


重大事故が起ってからでは遅すぎます。
原発全廃の行動に今すぐ起ちましょう!

2017年9月14日

若狭の原発を考える会(連絡先・木原壯林 090-1965-7102)

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◆原発賠償京都訴訟,原告の思いをまとめた冊子

京都地裁の原発賠償京都訴訟・原告団から,原告の思いをまとめた冊子ができました。

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原告の手記集「私たちの決断 あの日を境に……」
原発賠償京都訴訟原告団 編  耕文社 A5 128頁
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■福島の原発事故を忘れたかのように原発の再稼働が進むこの日本に生きる人々へ、道しるべのような一冊ができました!
■当たり前の日常を送っていた福島県や近隣都県に住まう私たちが、原発事故で避難を決意し国と東京電力を訴えた理由、事故後の自然の変化、身体に起きた異変、家族との葛藤、原発事故からの避難の困難。
■目の前に起こったこととこれからのこと……すべてをギュッと濃縮した本をぜひ手にしてください。

●構成
はじめに/弁護団からのメッセージ/原告の思い(24人)/支援する会共同代表からのメッセージ/原告の思い~アンケートから(8人)/支援する会スタッフからのメッセージ
●税込価格1,296円のところ,著者割引で1,000円でご購入いただけます。
※郵送の場合は別途送料が必要です。
2冊まで 200円,3~5冊 400円,6冊以上 無料。
●申し込み方法
支援する会のホームページのメールフォームに必要事項を記入の上,送信してください。ご注文いただきましたら,こちらから確認のメールを差し上げます。その後,注文冊数を郵送させていただきます。
http://fukushimakyoto.namaste.jp/shien_kyoto/17OurDecision_apply.html
●連絡先
原発賠償京都訴訟・原告団
〒612-0066 京都府京都市伏見区桃山羽柴長吉中町55-1
コーポ桃山105 市民測定所気付
FAX:075-622-9870
E-Mail:shien_kyotoアットyahoo.co.jp

◆傍聴要請と,オンライン署名

京都地裁の原発賠償京都訴訟・原告団からのアピールです。

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◆京都地裁の原発賠償京都訴訟は9/29(金)10:30~第31回口頭弁論で結審となります。傍聴席抽選のリストバンド配付は,9:50~10:05です。多くの皆さまの傍聴支援をうったえます。
◆「認めて!避難の権利  守ろう!こどもの未来」をかかげ,現在「公正な判決を求める要請署名」がとり組まれています。
◆以下,原告団,「支援する会」からのオンライン署名のお願いです。
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インターネット署名をはじめました!
■私たち原告は,すべての被害者への補償を求め,同じ過ちが再び繰り返されることがないよう,被害の実相と国・東京電力の加害責任を明らかにするために、この裁判を起こしました
■原発事故の実相と原告たちの命と向き合い,痛切な訴えに耳を傾け,適正かつ迅速な審理のうえ,正当な権利を実現する公正な判決を出されるよう強く要請します
■インターネット署名はここから ↓
http://fukushimakyoto.namaste.jp/shien_kyoto/17kouseisaiban.html