◆「韓日反核(原発)ツアー」に参加して

【2018年9月28日,京都キンカンで配付。】

韓国・日本の脱原発・反原発運動の強固な連帯で、
互いの政府や電力会社を追い詰め、
手を携えて世界の原発の全廃を勝ち取ろう!

「韓日反核(原発)ツアー」に参加して

若狭の原発を考える会・橋田 秀美

◆昨年、日本側で韓国青年の若狭高浜訪問を契機として、韓国との交流気運が高まり、また、韓国でも日本の脱核(反原発)運動の現状を知りたいという要請から、今回の韓日連帯のツアーが企画された。

◆関西空港の水没により航空機が欠航となり、9月12日大阪南港から釜山まで19時間の旅。13日の昼前、下船後、すぐに高速バスでソウルへ5時間。到着後、夕食をかき込み、すぐに木原さんの講演が始まった。14日には大田(テジョン)でも行われた「日本の原発問題の現状と反原発運動」と題した2回の講演では、韓国の若い活動家から多くの質問が投げかけられ、その知識の豊富さと熱心さに驚いた。
(詳しくは木戸さんの報告を→こちら

14日は大田にある韓国原子力研究院前で行われた集会に参加し、今回のツアー団と「核再処理実験阻止30 km連帯」の連名で声明を出した。
・韓国原子力研究院は「先端科学技術と最高の安全を誇る施設」とは名ばかりで、核廃棄場や老朽原子炉がある施設だが、核廃棄物不法埋立てと無断焼却、放流などをしてきたそうだ。核再処理実験を進めており、高速炉研究も行なおうとしている。この研究院は巨大な核マフィアの象徴なのだ。

・「核再処理実験阻止30 km連帯」で活動をしているという15歳の少女は、3.11のとき、8歳だったというが、福島原発事故が本当に怖くて、安全に暮らしたいという思いから脱核(反原発)運動に入ったという。「研究員の人たちは頭がいいかもしれないけど、良い人ではない」、「政権が変わったけど、それで社会が変わるわけではないとわかった」と凛として語る姿に、本年6月23日沖縄慰霊の日に自作の詞を朗読した少女の姿が重なった。真実の平和を求める感性が輝いているようで、会場は感動に包まれた。

▲韓国原子力研究院前の集会
▲アピールする少女

15日は霊光(ヨングァン)原発を訪ね、原発前で地域住民とミニ集会を行い、交流をした。
・5.6号機では5000個を超える偽造部品、4号機では手抜き工事が発覚したそうだ。回りは広い農業地帯だが、農作物の風評被害が起こっているという。使用済み核燃料プールが2024年には満杯になるので、敷地内に乾式保管を考えているというが、住民は激しく反対している。しかし、政府による補償金をちらつかせての懐柔策は、住民間分裂を生んでる。全く日本と同じ構図だと思った。日本の電力会社も使用済み核燃料の中間貯蔵場所を探して、あらゆる自治体を金で買収してくるに違いないし、すでに裏では進められていることだろう。

・15日の夜は星州(ソンジュ)のソソン里でサードミサイルに反対している住民と交流し、ろうそく集会に参加した。この地はまくわうりの大生産地だ。「サードが何なのか、平和についてなど何にも考えなかった私達だが、今はわかる。未来の子供達のために、世界の平和のために闘うことを決意した」と、政府の弾圧に身体を張って闘う農民や宗教者の姿に、真正面から闘うことの大切さを教えられた気がした。

16日は慶州月城(ウォルソン)のナア里にある月城原発で闘っている住民と交流した。
・この地域の約30世帯の住民は、月城原発PR館前にテントを張り、反原発運動をしてもう4年になるというが、原発から914メートルのところで居住し畑を耕し生きている人もいる。体内からトリチウムが検出された人や、放射線被爆した赤ちゃんが生まれたりしていると聞き、驚いた。甲状腺ガンの発生率も異様に高く、住民は不安に駆られ、移住の自由と支援を求めて闘っている。危険な汚染地域の不動産は売れず、移住したくともできない現実があるのだ。

・目を引いたのはテントの前に並ぶ白い柩(ひつぎ)であった。私は、これはきっと原発を推し進める人を葬るという意味だろうと勝手に思ったのだが、実は違った。月城原発隣接地域移住対策委員会の会長や副会長、事務局長、会員の人達の柩だった。「私達は柩に入るまで闘う」という決意を表しているという。おもしろい闘い方だなと感心した。韓国の人たちは目に見える闘いがとても上手い。その柩の意味を知った木原さんは、「僕も死ぬまで闘う」と言って並ぶ柩の傍らに身体を横たえた。そのお茶目さに皆笑ったが、私はなぜか目頭が熱くなった。

・テントに招かれての交流は、双方から時間を忘れるほどの質問と回答の応酬であった。韓国側からは
「私達は福島を見て真実を知った、目が覚めた」、
「なんで福島を経験しながら再稼働するの?」、
「トリチウム水を薄めて海に流す計画?!あり得ない!」、
等々。原発事故を起こした国の住民としての責任と闘いを厳しく問われているように感じた。テントの中に、このテントを訪れた文在寅大統領の写真があったので、「大統領はここを訪ねたのですね?」と聞くと、「あれは大統領になる前に訪ねてきたときの写真。大統領になってからは一切来てくれない。」と憤りの顔を見せられた。先ずは、お互い情報の交換から始めようと連絡先などを交換しあった。

▲月城原発PR館前の抗議テント
▲柩の傍らに横たわる木原さん
▲テントの前で連帯の意をこめて旗を贈呈

この旅で韓国側からおもしろい指摘があった。
「なぜ、こんな年寄りの方達(私達のこと)が先頭切って運動しているの? 韓国では年寄りは運動から引いてしまうのに。」との質問。逆に、私達は、「韓国はなぜ、若い人たちがこんなに運動しているの? 日本では、ほとんど老齢者しか運動しない。」と返した。韓国は年金制度が確立しておらず、老齢の方も働かなくてはいけない事情があるという。また、「若者に運動を譲る。託していく。」という文化があるのだとわかった。

最後に。なぜ、韓国の運動と連帯するのか?

◆福島原発事故は、甚大な犠牲をもって、反原発・脱原発の大きな運動のうねりを起こした。この反原発大衆運動の高揚により、電力会社は多額な費用を要する安全対策を施さざるを得なくなり、それが原発重大事故を防いできたといえる。また、安全対策費の高騰から、廃炉を決定せざるを得なくなっている。さらに、反原発運動が、世界的にも安全対策費の高騰を招き、原発輸出企業の原発からの撤退を促している。このように、反原発の大衆運動が世界的に高揚し、繋がることは、暴利をむさぼるために人の命や健康をむしばみながら各国で暗躍している「原子力マフィア」達を追い込むことになる。

◆韓国で起こった朴槿恵大統領退陣を求めるろうそくデモは、日本で「戦争法反対」を掲げて国会議事堂前に何万と集まった民衆を見て「政治的にはあまり動かないと思っていた日本の民衆が、こんなにも集まっている!」と驚き、それに感化され起こったという韓国からの声もあった。隣接国、世界の大衆運動は連鎖するのだとあらためて思った。

◆私の生涯で初めての海外旅行が、反原発連帯の旅であった事は感慨深い。韓国や世界の反原発運動と連帯して、世界から原発を全廃しなくては!と強く決意する旅となった。

木戸恵子さんの報告に移る
前のページに戻る

広告

◆世代と海を越えて連帯する ―核と戦争のない世界のための日韓反核旅行―

【2018年9月28日,京都キンカンで配付。】

韓国・日本の脱原発・反原発運動の強固な連帯で、
互いの政府や電力会社を追い詰め、
手を携えて世界の原発の全廃を勝ち取ろう!

世代と海を越えて連帯する

―核と戦争のない世界のための日韓反核旅行―

若狭の原発を考える会・木戸 恵子

◆韓国のムン・ジェイン大統領は、2017年6月、韓国の最も古い原発・コリ原発1号機の閉鎖式典で、
①原発建設計画の撤回(6基)、
②老朽原発の寿命延長はしない、
③慶州ウオルソン1号機の早期閉鎖、
④新コリ原発5、6号機増設計画については市民が決める、
⑤脱原発ロードマップを策定する、
と宣言した。

しかし、同大統領は、その宣言を反故にし、2018年3月、韓国が外国で初めて請け負ったアラブ首長国連邦のバカラ原子力発電所の完工式に出席し、また、5基の新核発電所をコリとウルチンに建設を進めるとするなど、核マフィアとともに原発の稼働政策を進めている。

◆この状況の中、9月13日(木)~16日(日)、韓国の「核廃棄のための全国ネットワーク(準)」などが企画された「核と戦争のない世界のための日韓反核ツアー」に、日本から13名が参加し、韓国の4か所(24基)で稼働する原発の内、2か所の原発の現地で反原発を闘う人達と交流するとともに、反基地を闘っている方たちとも交流を深めた。

●13日(木)午後7時、ソウル円仏教教堂において、「日本の原発問題と反原発運動」と題して、若狭の原発を考える会の木原壯林さんが質疑応答を含め2時間の講演をおこなった。

・講演の概要は、
日本政府の原子力政策(エネルギー基本計画、危険かつ実現不可能に近い核燃料サイクルへの固執、日本政府は原発輸出を経済政策の目玉の一つに、日本の原子力政策の要点と政府のたくらみの暴露など)、
「新規制基準」と規制委員会審査の問題点(新規制基準は3つの用件で構成されるが、これらは計画に有無を審査するのであって、実行されたことを確認するものではないこと、防災計画と住民避難計画は規制委員会の審査対象外であること、それでもこの審査結果が原発稼働を左右すること、など)、
日本の原発が持つ問題点(原発集中;若狭には13基の商用原発と高速増殖炉「もんじゅ」、ウラン、プルトニウム混合酸化物燃料を使ったプルサーマル運転、40年越え老朽原発の運転、行き場のない使用済み核燃料など)、
日本の反原発運動
日本の脱原発訴訟
「若狭の原発を考える会」の目指すところ・過去1年間の主な活動・これらの行動で私たちが獲得した成果
などで、通訳を交えた講演であった。

▲ソウル講演会

 

 

 

 

▲テジョン 30 km連帯懇談会

・会場からの質疑応答には、
①日本政府が公表した「科学的特性マップ」の日本人の反応はどうだったか、
②プルサーマルは日本の全ての原発でできるか、
③日本の再処理は乾式か湿式か、
④世界的な気候変動の中、脱核のスピードを落とさなければいけないと聞いたが本当か、
⑤日本では使用済核燃料の処理に困っているのに、インドへの原発輸出の条件に、インドで出た使用済み核燃料を日本で引き受けるのは、矛盾しているのではないか、
など韓国と日本の状況の違いや、日本政府の矛盾点が指摘された。

・講演の最後に、「今、脱原発・反原発は世界の趨勢になりつつあります。韓国、日本の脱原発運動が強く連帯して、大きなうねりを創り、原発が技術的には人類の手に負えるものではなく、経済的にも成り立たないことを政府や電力会社に思い知らせ、手を携えて世界の原発の全廃を勝ち取りましょう!」と訴え、会場から惜しみない拍手がおくられた。

●14日(金)同じ内容で2回目の講演会が、テジョン市老隠図書館において行われた。

・講演終了後の質疑応答の中では、
①若狭の原発を考える会の4年間続けている、「地道に」、「骨身を惜しまず」の行動に拍手と連帯を送りたいと前置きして、韓国では湿式だから核拡散にならないと政府は言っているが本当か、
②高速炉とプルサーマルの違い、
③テジョンにある韓国原子力研究院の半径1.5 kmに25000人が住んでいるが、日本にも同じようなところがあるか、
④韓国では反対しているが、日本では40年間再処理をしているが、どういう状況か、
⑤木原さんのような専門家が反原発の運動をされていることに驚きと感銘を受けたが、今の日本では専門家による反対運動が出来る状況にあるのか、
など熱心討論が交わされた。

・その後、テジョン市の巨大な核マフィアの中心・韓国原子力研究院の前に反核団体が集まり、抗議行動の「記者会見」が展開された。私たちも、旗を立てて「共同声明」に参加した。韓国では集会が禁止されているため、記者会見という名目で抗議行動を続けている。困難な中、工夫して闘うことを教えられた集会だった。

▲「30km連帯」へ旗の贈呈
▲原子力研究院前の「記者会見」

・印象的だったのは、テジョンの教会で開かれた「30 km連帯、住民との懇談会」においての、15歳の少女のスピーチであった。

・「私は現在を生きていきたい」と訴え、
「福島の原発事故が起きた時は8歳だった。福島原発事故から7年目の時、原発に関心をもってほしいと張り子で作った黄色の核廃棄物のドラム缶に座りながら街中でチェロを演奏した。原子力研究院の人達が様々な事故を起こしたのをみて、彼らは賢くないことを学んだ」、
「皆で努力をして政権を変えることができたが、世界はそう簡単には変わるものではないことも学んだ」、
「自分が生きていく世界を自分で直接作るべきで、学校に行かなかったことで国会にも行けたし、皆さんに訴えることができた」
と彼女自身の生き方や感性に、聞いていた韓国と日本の皆さんから盛大な拍手が起こった。

・終了後、スピーチをした少女を若狭の原発を考える会の反原発の旗で囲んで、木原さんと橋田さんより「30 km連帯の方へ、世代や海を越えて、原発をなくしていくために、連帯の意味を込めて」というメッセージとともに「反原発」の旗が贈呈された。

●15日(土)午前中、韓国の東の端に立地するヨングァン原発に対して闘う現地の方々と、原発ゲート前で短時間の集会をおこなった後、生命平和村に移動し懇談した。

・参加者の、
「原発が近いので、農作物が安く買いたたかれる」、
「ムン・ジェインになって、反核運動が衰退した」、
「使用済核燃料を乾式で保管しようとする政府が、お金をちらつかせながら村人を分断しようとしている」
などの発言を聞き、日本の政府や電力会社と同じような姑息な手段で住民を分断している状況がよく分かった。

・午後7時、星州(ソンジュ)郡ソソン里のサードミサイルに反対するロウソク集会に参加。闘いの中で歯を折られ、痛々しいマスク姿の婦女会会長が
「サードが来ると聞いた時引っ越しをすればいいと思っていたが、今は未来の子どもたちのために、世界平和のために闘っている」
と村での命を懸けた反基地の闘いを報告された。全員で黙祷の後、韓国語で「ニム(あなた)のための行進曲」を歌う。最後の部分「私が先頭に立つから、生きている者は後からついてこい」と繰り返し歌った。

●16日(土)、韓国の西の端に立地するウオルソン原発の慶州(キョンジュ)市ナア里の移住対策委員会の方と懇談した。

・住民の住むところから1 km 以内に、カナダ式重水炉が4基と韓国製原発が2基あり、30世帯が闘っている。ナア里に向かうバスの中で、飲み水やお風呂の水も他から調達していると聞いた。ウオルソン原発展示館前に2015年から合法的にテントを建てて、移住を要求している。政府からは安全だと聞いてきたが、福島原発事故を見て、原発は事故を起こすと知り、この闘いは自分達の生存権の問題だと知ったと話された。毎週月曜日に、テント前に並べられた自分たちが入ると決意した「柩」を抱えて、ナア里の町中を歩く闘いを続けている。

▲サードに反対するロウソク集会
▲ナア里移住対策委員会テント前

◆今回の日韓交流は、韓国の反原発や反基地の行動的な闘い方に刺激を受けながら、世代と海を越えて原発の全廃を勝ち取るために、地道に、骨身を惜しまず訴えていきたいと、改めて思った旅であった。

橋田秀美さんの報告に移る
前のページに戻る

◆老朽高浜原発1、2号機、美浜原発3号機の再稼働を阻止しよう!

【2018年9月21日,京都キンカンで配付。】

決意を新たにして、
老朽高浜原発1、2号機、美浜原発3号機の
再稼働を阻止しよう!

関電は、トラブル続きでも原発を稼働させています

◆関電は、定期検査中の高浜原発4号機を8月31日に起動(いわゆる再々稼働)させました。4号機では、去る6月22日に、蒸気発生器伝熱管に傷が見つかり、8月19日には、事故時に原子炉に冷却水を補給するポンプが油漏れを起こし、20日には、温度計差込部から噴出した微量放射性物質を含む蒸気が原子炉建屋から漏れ出るトラブルを起こしています。

◆このことは、運転開始後33年を超えた高浜原発4号機のような原発では、色々な部分の老朽化が進んでいることを示し、その原発を運転しようとする関電に、原発は万が一にも事故を起こしてはならないとする緊張感も体制もないことを示しています。また、原子力規制委員会が「新規性基準」に適合とした原発が、再稼動時に次々にトラブルを起こしている事実は、「新規性基準」は安全を保障するものとは程遠く、規制委員会の審査は、いい加減極まりないことを示しています。

◆それでも、関電は、トラブル後10日目の8月31日に高浜4号機の再々稼働を強行し、8月3日から定期検査入りした高浜3号機を11月に起動させるといわれています。許してはなりません。

関電は40年越え老朽高浜1、2号機、美浜原発3号機を再稼働させ、
全国の老朽原発再稼働を先導しようとしています

◆関電は、来年以降、老朽原発高浜1号機(来年で45年越え)、2号機(同44年越え)、美浜原発3号機(同43年越え)を再稼働させ、全国の老朽原発の再稼働を先導しようとしています。安倍政権のエネルギー政策に迎合するものです。

◆老朽原発には、取り換えることのできない圧力容器や配管の脆化(ぜいか)や腐食など、危険極まりない状況が多数あることを多くが指摘していす。それでも、政府や関電は、再稼働を企んでいるのです。

◆ところで、老朽原発の安全対策費は、福島事故の大きな犠牲の上に、また、反原発の闘いの故に、高騰し続け、福島事故以降9基の老朽原発の廃炉が決定しています (福島第1、第2を含めれば、廃炉は19基)。

◆このことを考えれば、安全対策費が膨大で、経済的にも成り立たない、老朽原発の運転を関電に断念させることは、私たちの闘い如何では、可能であろうと考えます。老朽原発運転を阻止し、原発新設を阻止すれば、最悪でも、2033年には、若狭の原発はゼロになります。もちろん、その前に重大事故が起ころ可能性もありますから、断固として、原発の早期全廃を勝ち取らなければなりません。

関西、福井の総力を結集して、
高浜、美浜の老朽原発を廃炉に追い込みましょう!

◆そのための行動を討議するために、下記の拡大実行委員会を開催します。

老朽原発の再稼働を何としても阻止したいとお考えの方なら、どなたでも、ご参加いただけます。
叡智を集めて大闘争を準備し、老朽原発を廃炉に追い込みましょう!


老朽原発再稼働を阻止するために!
行動を討議する「拡大実行委員会」

◆と き:10月8日(月・休)14:00~17:00
◆ところ:京都テ ルサ(京都駅から 南へ 徒歩 15分、市バス九条車庫南)
★アクセス→こちら
◆主 催:「原発うごかすな!実行委員会@関西・福井」
◆連絡先:木原(090-1965-7102;kiharas-chemアットzeus.eonet.ne.jp)


2018年9月19日

若狭の原発を考える会(連絡先・木原壯林 090-1965-7102)

前のページに戻る

◆老朽原発の再稼働を阻止しよう

【2018年9月7日,京都キンカンで配付。】

決意を新たにして
老朽高浜原発1、2号機、美浜原発3号機の
再稼働を阻止しよう!

地震の時期、場所、規模は
予測不能であることが、
また実証されました

◆6日未明に北海道で発生した大地震・北海道胆振(いぶり)東部地震で、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

◆この地震は、地震の時期、場所、規模を、現代科学・技術で予知できないことを、再認識させました。阪神・淡路大地震、東日本大地震、熊本・大分大地震、大阪北部大地震の何れも、予知できませんでした。

◆しかも、今回の大地震は、北海道全域の大停電も引き起こしました(ブラックアウトと言われています)。その原因は、道内半分の電力を供給する苫東厚真(とまとうあつま)火力発電所、1、2号機のボイラー配管破損などによって、4号機を含む全発電機が緊急停止したことに端を発しています。なお、この発電所は、震源近くに立地し、1、2、4号機を保有し、総出力165万kWです。3号機は、配管の摩耗や損傷が多発し、2005年に廃止されています。発電機の一極集中があだになったと言えます。

◆一方、震源から約120 km 西方にある泊原子力発電所の外部電源が、この停電によって断たれました(喪失)。泊原発は、1号機(57.9万kW:1989年運転開始)、2号機(57.9万kW:1991年運転開始)、3号機(91.2万kW:2009年運転開始)の3基の加圧水型(PWR)原子炉が集中する原発ですが、現在定期点検中で、原発圧力容器内に核燃料はなく、核燃料は、燃料プールに保管されています。北海道電力は、外部電源喪失時には、非常用電源に切り替えて、燃料プールを冷却したとしています。しかし、もし原発が運転されていたら、最大で3基の原発と燃料プールを同時に非常用電源で冷却しなければならず、果たして可能なのか?また、地震の揺れがもう少し大きく、苫東厚真火発のように配管破損を生じていたら、などを考えると、肝を冷やさざるを得ません。

◆今回の地震や先の台風は、自然の猛威の前には、現在科学・技術が太刀打ちできるものではないこと、とくに、発電所や空港などの集中型巨大設備は極めて脆弱であることを明らかにしています。

地震、火山、台風が多発する地域に、
万が一にも重大事故を起こしてはならない原発は、
あってはならないことも教えています。

関電は、トラブル続きでも原発を稼働させています

◆関電は、定期検査中であった高浜原発4号機を8月31日に起動(いわゆる再々稼働)させました。4号機では、6月22日に、蒸気発生器伝熱管に傷が見つかり、8月19日には、事故時に原子炉に冷却水を補給するポンプが油漏れを起こし、20日には、温度計差込部から噴出した微量放射性物質を含む蒸気が原子炉建屋から漏れ出るトラブルを起こしています。

◆このことは、運転開始後33年を超えた高浜原発4号機のような原発では、色々な部分の老朽化が進んでいることを示し、その原発を運転しようとする関電に、原発は万が一にも事故を起こしてはならないとする緊張感も体制もないことを示しています。また、原子力規制委員会が「新規性基準」に適合とした原発が、再稼動時に次々にトラブルを起こしている事実は、「新規性基準」は安全を保障するものとは程遠く、規制委員会の審査は、いい加減極まりないことを示しています。

◆それでも、関電は、トラブル後わずか10日目の8月31日に高浜4号機の再々稼働を強行し、8月3日から定期検査入りした高浜3号機を11月に起動させるといわれています。許してはなりません。

◆高浜原発3、4号機は運転期間が33年を超えた老朽原発で、しかも混合酸化物(MOX)燃料を用いてプルサーマル運転をしています。危険極まりなく、ウラン燃料に比べて、長期の水冷保管を要し、長期にわたって放射線量、発熱量が下がらない使用済み核燃料を残す発電法です。若狭の原発の使用済み燃料プールは7割以上が埋まっていますが、使用済み燃料の行き場は、目途も立っていません。しかも、使用済み燃料プールは、原子炉本体に比べて、格段に脆弱です。それにもかかわらず、関電は、長期保管を要するMOXも含む使用済み燃料を増やそうとしているのです。無謀、無計画極まりないことです。

関電は40年越え老朽高浜原発1、2号機、美浜原発3号機を
再稼働し、全国の老朽原発再稼働を先導しようとしています

◆関電は、来年以降、老朽原発高浜1号機(来年で45年越え)、2号機(来年で44年越え)、美浜原発3号機(来年で43年越え)を再稼働させ、全国の老朽原発の再稼働を先導しようとしています。安倍政権のエネルギー政策に迎合するものです。

◆ところで、老朽原発の安全対策費は、福島事故の大きな犠牲の上に、また、反原発の闘いの故に、高騰し続け、そのため、福島事故以降9基の老朽原発の廃炉が決定しています (福島第1、第2を含めれば、廃炉は19基)。

◆このことを考えれば、安全対策費が膨大で、経済的にも成り立たない、老朽原発の運転を関電に断念させることは、私たちの闘い如何では、可能であろうと考えます。老朽原発運転を阻止し、原発新設を阻止すれば、最悪でも、2033年には、若狭の原発はゼロになります。もちろん、その前に重大事故が起ころ可能性もありますから、断固として、原発の早期全廃を勝ち取らなければなりません。

関西、福井の総力を結集して、
高浜、美浜の老朽原発を廃炉に追い込みましょう!

◆そのための行動を討議するために、下記の拡大実行委員会を開催します。

老朽原発の再稼働を何としても阻止したいとお考えの方なら、どなたでも、ご参加いただけます。
叡智を集めて大闘争を準備し、老朽原発を廃炉に追い込みましょう!


老朽原発再稼働を阻止するために!
行動を討議する「拡大実行委員会」

◆と き:10月8日(月・休)14:00~17:00
◆ところ:京都テ ルサ(京都駅から 南へ 徒歩 15分、市バス九条車庫南)
★アクセス→こちら
◆主 催:「原発うごかすな!実行委員会@関西・福井」
◆連絡先:木原(090-1965-7102;kiharas-chemアットzeus.eonet.ne.jp)



7月-8月の若狭、関西での「原発うごかすな!」行動の報告

ご参加、ご支援を戴いた皆様ありがとうございました。

「原発うごかすな実行委員会@関西・福井」


◆公開質問状運動

2018年7月28日原発立地町3町(美浜、おおい、高浜)町長へ「原発の現状と将来に関わる公開質問状」を提出。公開質問状をアメーバデモで、若狭全域に配布8月10日、17日に回答を得る。回答をチラシにして、アメーバデモで配布中。

▼2018年7月19日福井新聞朝刊「原発巡る質問状 嶺南3町へ提出(小柳慶祥)」

▼2018年8月23日読売新聞朝刊「原発の存続 考え分かれる」

◆8月22日高浜原発4号機事故糾弾闘争(55名参加)

▼2018年8月23日読売新聞朝刊「4号機再開に反対団体が抗議デモ(前田卓)」

▼2018年8月23日毎日新聞朝刊「高浜 原発前で50人デモ(高橋一隆)」

◆8月25日高浜原発このまま廃炉!関電包囲全国集会(400名参加)

▼2018年8月30日朝日新聞朝刊「原発廃炉訴え 市民400人集会(萩原千明)」

◆8月31日高浜原発4号機再稼働阻止闘争(45名参加)

▼2018年9月1日朝日新聞朝刊「4号機の再稼働 未来を奪うな(菱山出)」



2018年9月7日

若狭の原発を考える会(連絡先・木原壯林 090-1965-7102)

前のページに戻る