◆9/14 大飯原発差止訴訟の第12回口頭弁論の報告

9/14,大飯原発差止訴訟の第12回口頭弁論にご参加の皆様は,たいへんご苦労様でした。
傍聴席が一杯になり,私たちの運動と原発裁判への期待は堅調に推移していることが改めて明らかになりました。報告集会も盛会でした。

渡辺輝人弁団事務局長の話にもありましたが,脱原発の社会運動は裁判闘争,市民運動とも,大きな成果を得つつ着実に展開されていると言えます。引き続き奮闘していきたいと考えています。

・原告側裁判資料…早く届きましたので,デモ参加者に手渡しができ,傍聴席応募者にきちんと配付できました。
・デモ参加者…51名。いつもと同じ規模です。雨に降られず,助かりました。
・原告席参加…36名の原告の方に入っていただきました。
・傍聴席応募…120名で,抽選となりました。
・模擬法廷……30名の参加がありました。
・報告集会……多くの皆さまの参加で,質疑や意見交換ができました。

原告の陳述は,南丹市美山町にお住まいの栢下壽(かやした・ひさし)さんでした。避難計画について,実効性がないこと,地域の実業を把握していないことを主張。SPEEDIや安定ヨウ素剤の配付についても言及,原発事故が起きれば,世界に誇るべき美山町の自然が失われることを陳述しました。

弁護団からは,熊本地震に関連して基準地震動の問題,島崎邦彦元原子力規制委員会委員長代理の指摘に関しても,安全性が過小評価されていること,大飯原発にもあてはまることを主張しました(第23準備書面)。
また,これまでの原告側の主張に対して,被告関電が,反論をしないままになっている点を指摘して追及しました(第24準備書面)。

◆5/16の大飯原発差止訴訟第11回口頭弁論について…福島敦子さんからの報告

  • 大飯原発差止訴訟・世話人で,原発賠償京都訴訟・原告団共同代表の福島敦子より報告です。
  • 16日は,大飯原発差止京都訴訟の期日でした。
  • 弁論では主に二つ。
  • 一つは,基準地震動以下の地震動でも大飯原子力発電所やその電源が損傷し,過酷事故に陥る可能性を論じたこと。(一昨年の大飯原発の運転差し止めを命じた福井地裁判決においても認定)
  • 新規制基準でもかわらないあるいは甘くなった施設基準は,基準地震動に耐えられるのが原子炉等の一部の設備だけで,送電線,使用済み燃料プール,非常時の取水管など,周辺の設備は基準地震動以下の地震動でも壊れる可能性が十分にあること,それが全電源喪失,過酷事故につながる可能性があることをつきました。
  • 二つ目,先の大津地裁の高浜原発差し止めを命じる仮処分決定の意義等についてです。これは,弁護団長の出口先生が,最近の関経連関係者が語った「一地方の裁判官が勝手に原発を止めるな」(→こちらを参照)のコメントを,人権の上にエネルギー政策があるのかのような不見識さを,一刀両断したあっぱれな弁論でした。出口先生は,裁判官だった立場から,裁判官は一地方であれ最高裁の裁判官であれ独立した権限を持ち,関経連は裁判官の本質を理解していないこと,関電は原発が止まっていても経営が成り立っていること,そして,何度もフクイチの事故に正面から向き合うことが裁判の基軸だと強く訴えてくださいました。
  • 綾部の原告,斎藤信吾さんは,避難計画のずさんさを,障害をもつご自身の経験とその身でもって心底から訴えてくださり,深い感銘を受けました。
  • 大飯原発差止訴訟の期日,次回は9月14日水曜日14時から。傍聴席の抽選は,13時20分からです。
  • 原発賠償京都訴訟,次回の期日は5月27日金曜日11時から。皆さまのご参加をお待ちいたしております。

◆3/15大飯原発差止訴訟第10回口頭弁論の報告

平井紀子さんの投稿,Facebookより

3月15日(火)、京都地裁において「大飯原発差し止め訴訟」が行われました。

今回も、傍聴券を求めて多くの方が集まりました。私は今回も抽選に外れてしまいましたが(裁判の抽選で当たったことがほとんどありません(泣))、京都弁護士会館で模擬法廷を開いてくださったので、様子を知ることができました。

今回の裁判の主な内容は、森田基彦弁護士が、平成27年12月24日福井地裁異議審決定の問題点について述べ、原告の林森一さんが意見陳述しました。

森田弁護士は、平成27年12月24日に、福井地方裁判所が大飯原発3,4号機及び高浜原発3,4号機運転差止め仮処分命令申し立て事件について住民側の仮処分の申し立てを却下した件について「従来の行政追随型に後退をしただけではなく、行政審査よりも更に劣化している」と厳しく批判しました。

具体的には、今回の決定では、新規制基準において規制対象とされた事項のみしか司法審査の対象とならないため、避難計画や立地審査は審査の対象とならない点、過酷事故対策、水素爆発防止対策を審査対象としていない点において、新規制基準よりも更に後退していると指摘しました。

林さんは、京都府は、高浜・大飯原発から30キロ圏内、50キロ圏内に入ってしまうことや大飯原発が熊川断層の上にあり大変に危険であること、原発事故によって琵琶湖の水が汚染されてしまえば、関西に住む1450万人もの人が水を飲めなくなってしまうことなどを切々と訴えました。

報告集会では「福井地裁の12月24日の決定は、福島原発爆発事故と真正面から向き合っていない。裁判所が持つべき謙虚さに欠けている。それに対して、事実に謙虚に向き合って出された結果が、今回の大津地裁の高浜原発再稼動差し止め決定だ。大津地裁に続いて京都でも差し止め判決を勝ち取れるよう頑張っていきましょう」。
「謙虚さは、裁判所だけではなく、私たち原告や弁護団にも必要だ。私は、このようなところが疑問に思うのだけど、あなたはどう思いますか?と、それぞれの立場で、謙虚に裁判に向き合っていきたい」。
「福島で多発している甲状腺ガンは、原発事故の影響だということを事実認識することが大切だ。それ無くして、私たちは裁判を闘うことはできないのではないか?」など、多くの意見が寄せられました。

福島から避難しているHさんと少しお話ししました。言葉少なに「子どもの甲状腺に異常が見つかりました…」と語るHさん。「福島県立医大での検査で、1回目の検査では異常が無かったのに…でも、こういうことは話しにくいんです。福島ではもっと話せないのです…」。何も言葉をかけられない私に「平井さんは、最近は体調はどうですか?」と、気遣ってくださいました。事故さえ無ければ…といつも思います。

原発賠償京都訴訟第13回は、3月25日(金)、午前11時から始まります。(集合は、午前10時20分です)勝訴を勝ち取るためにも、皆さんの傍聴をよろしくお願いします。

◆5/28 大飯原発差止訴訟 第7回口頭弁論の報告とお礼

  • 京都地裁では、今週は、26日(火)に原発賠償京都訴訟の第8回口頭弁論、28日(木)に大飯原発差止訴訟の第7回口頭弁論と、大法廷で二つの裁判期日が入りました。両方の期日とも傍聴席をいっぱいにしたい、その思いで、京都原発裁判支援ネットの名前で、傍聴要請のチラシを配ったり、Facebookに書き込んだりしてきました。原告の皆さまにもうるさくメールを送らせていただきました。両原告団、支援する会からも、チラシがたくさん配付されました。
  • おかげさまで、両方の期日とも、傍聴席はいっぱいになりました。多くの皆さまが、裁判所に足を運んでいただき、傍聴し、傍聴席の抽選にはずれた人は模擬法廷に参加し、その後の裁判報告会にも参加していただきました。裁判の勝利と原発のない社会への熱い思いを共有できました。
  • 28日の大飯原発差止訴訟では、原発賠償京都訴訟の原告でもある菅野千景さんが陳述しました。福島市から避難してきた体験から、平穏な生活をまるごと破壊した原発を告発するお話しは、涙なしでは聞けません。弁護団からは、主張の総まとめという形で、5本の準備書面を提出しました。
  • 第一は、大飯原発の水素爆発防止対策が、審査ガイドの条件を充たさないことを主張しました。第二は、大飯原発がかかえるぜい弱性を明らかにしました。第三は、国や原子力規制委員会が規制権限を行使しなかった違法性を述べています。第四は、福島第一原発事故に伴う避難、コミュニティの崩壊、除染状況、廃炉の困難性、核のごみの問題などをまとめています。第五は、自然代替エネルギーの可能性を提案しています。
  • 開廷前の裁判所周辺パレードは、54名が参加し訴えとコールを行いました。コールのリードは、数人の参加者にお願いし、それぞれ味のある内容でした。6月1日からの関電の電気料金値上げにも反対の声を上げました。関電は原発を再稼働させれば、電気料金を下げられるようなことを言っていますが、原発を動かさないことにして、原発維持費をゼロにすば、料金は下げられます。関電は、いつまでも原発にしがみついているから、赤字になるのです。原発ゼロの経営計画を立ててほしいものです。
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    ↑ 出口治男弁護団長(左)と竹本修三原告団長(右)。寺町通。
    ↓「京田辺原発ゼロプログラムの会」がつくった大横断幕が夷川通をゆく。
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  • 法廷の原告席には36名の原告が、弁護士会館での模擬法廷には28名が参加、傍聴席は満席でしたので、80名ほどは参加していたと思われます。報告集会では、椅子が足りなくて申し訳ございませんでした。カンパの訴えにも大きな賛同をいただき、感謝にたえません。
  • 大飯原発差止訴訟に勝訴して、原発のない社会、再生可能な自然エネルギーに依拠した、安全で安心な社会をつくるために、さらに力を合わせて奮闘していきましょう。

◆1/29 大飯原発差止訴訟の第6回口頭弁論にご参加ください。

1/29、京都地裁にて、大飯原発差止訴訟の第6回口頭弁論です。

本年もよろしくお願いします。川内原発、高浜原発と再稼働の動きが急になっています。そういう中で、大飯原発差止訴訟は、1/29、第6回口頭弁論が開かれます。京都地裁にて午後2時開始です。原告の方も,そうでない方も,多くの方が裁判にご参加いただききますよう,訴えます。

・京都地方裁判所…京都市中京区菊屋町(丸太町通柳馬場東入ル)
(地下鉄烏丸線 丸太町駅1・3・5番出口から徒歩5分)

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概略◆以下,1/29(木)の第6回口頭弁論への参加方法の概略です。

[1]原告席……メールで応募してください……
法廷の中(柵の内側)に原告として入る(抽選なし)には,
1/20日(火)までに弁護団事務局宛のメールで応募してください。
先着順とし,定数に達し次第,締め切りますが,積極的にご応募ください。
詳細は下記を参照。

[2]傍聴席……当日の抽選にご参加ください……
午後1時から裁判所が行う傍聴席の抽選に応募してください。
抽選券の配布は,前回と同じく地裁の正面玄関前となります。
傍聴席に入ることができなかった方は,模擬法廷にご参加ください。
多くの原告の皆さん、ぜひとも裁判所におこしください。

[3]模擬法廷……傍聴席に入れない(入らない)場合……
弁護団が用意しております模擬法廷に参加してください。
京都地裁の構内の南東角にある弁護士会館へ。
本番の法廷と同じで,午後2時開始です。

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◆詳細◆以下,1/29(木)の第6回口頭弁論への参加方法の詳細です。

[1]原告席
法廷の中(柵の内側)の原告席に入る原告は、原告団が決めます。その名簿を1週間前に裁判所に届けています。そこで,原告で原告席参加ご希望の方は,
★1/20(火)までに
★事務局宛のメール↓に「原告席希望」と書いて応募してください。
kyotodatsugenpatsubengodan@gmail.com
(上の「@」は半角に直してください)
・合計33名の原告が参加できますが,次の順で優先します。
(1)呼びかけ人
(2)世話人
(3)世話人の推薦する原告(各若干名)
(4)脱原発運動その他のいろいろな活動を担っている方
応募メールに付記してください。(前回までと同様です)
(5)MLでの公募…先着順です。
前回も,この枠で20人以上の原告が原告席に入っていただきました。

★ご注意★第三次原告に申し込んでいただいている方(概ね2014年に原告になっていただいた方)は、原告団としては申込を受け付けていますが、裁判所にはまだお名前を提出していませんので、まことに申し訳ございませんが、原告席には参加できません。裁判所が当日に行う傍聴席の抽選に応募ください。ご自分が第三次原告かどうか不明な場合は、上記宛メールにてご遠慮なくお問い合わせください。

[2]傍聴席
法廷の傍聴席は80席くらいですが,こちらは裁判所が抽選します。
原告の方,原告でない方も,資格を問われません。
13:00~13:20の間に,京都地裁正面玄関前で,抽選が行われます。
多数の原告の方々で、傍聴席をいっぱいに埋めて、裁判所と裁判官に脱原発の思いを届けることが、とくに求められています。是非、傍聴にお越しください。

[3]模擬法廷
入廷を希望されない方,原告席や傍聴席の抽選にもれた方は,弁護団による模擬法廷にご参加ください。
実際の法廷よりもわかりやすく,弁護団が解説します。
事前に提出されている被告側書面の解説も行います。
14:00までに弁護士会館(地裁敷地内の南東隅)へ。

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◆パレード◆以下,1/29(木)開廷前のパレードのご案内です。
・前回と同じく,12:10 までに弁護士会館前集合で,裁判所の周辺のパレードを行います。多くの方がご参加ください。
・出発は,12:15 です。
・30分以内に終わる予定です。
・パレード後に,裁判所の傍聴抽選に応募することができます。
・裁判所地階の食堂は,13:30まで昼食があります。

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◆タイムテーブル◆以下,1/29(木)の全体的なタイムテーブルです。

12:10…弁護士会館の前に集合。
12:15…裁判所の周辺のパレードに出発。30分程度。
(裁判所内はのぼり、プラカード、ゼッケンは禁止)
13:00…裁判所による傍聴券の抽選券配布開始。
@京都地裁正面玄関前
13:20…裁判所による傍聴席の抽選券配付終了。
直ちに抽選→傍聴券の配布。
抽選にもれた方,入廷を希望されない方は,
14:00までに弁護士会館大会議室の模擬裁判へどうぞ。
14:00…弁論開始。
同時刻に弁護士会大会議室で模擬裁判開始。
模擬法廷も開始し、相手方書面の解説等も行います。
15:00以降…閉廷後、弁護士会館で報告集会。30分程度です。
この中で,カンパを訴えます。
「おおい町見学ツアー」の報告アルバムやDVD、
各500円の購入も訴えます。
ご協力をよろしくお願い申し上げます。
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◆大飯原発差止訴訟・原告団より